マイナス金利とは?投資初心者でも知っておきたい金融の話し


日本経済がマイナス金利になった事により、日経平均が14000円台まで下がりました。
原油安等、好景気になる要素があるのに逆に日本経済の景気の指標ともいえる日経平均が下がってしまった原因とは何でしょうか。
投資初心者でも知っておかなければならないマイナス金利についての話しです。


日経平均とは?投資の基礎を覚えておきましょう


日経平均とは、日経平均株価の事で日本経済の景気を計る指標のひとつとされています。
日経225とも言われ、日本の有名な企業225社の株価の平均を表した数字となっています。
225銘柄は日清、トヨタ自動車、ヤマハ等、日本を代表する会社が揃っています。

今回のマイナス金利の影響か、3日間で日経平均が2000円も下がったと話題になりました。


マイナス金利とは?


マイナス金利とは、経済学の言葉で文字通り金利がマイナスになる事を言います。通常、金利とはプラスになるものです。身近な事で言うと銀行の預金を思い浮かべてもらえれば分かりやすいのですが、100万円預金しておけば利息として数円のお金が入ります。
金利がマイナスの場合は、100万円の預金が減ってしまうと言う訳のわからない事が起こります。

そもそも今回は国債がマイナス金利になったという話しです。では国債がマイナス金利とはどのような事なのでしょうか。


国債?がマイナス金利。日銀がマイナス金利導入を決定!


今回のマイナス金利導入は、銀行の預金ではなく国債についてです。国債とは国庫債券の略称で国が発行する債券です。国が発行する債券を投資家である私たちが購入する事で、国は私たち投資家からお金を借りています。

国債は簡単に言うと国の借金です。国債には「利付国債」という利子の支払いが行なわれるタイプと、「割引国債」という一定の期間が過ぎると満期になり発行金額を上回る額面金額が支払われる事により、発行金額と額面金額の差が投資家の利益となるタイプがあります。

国債の購入については、国から直接購入するのではなく証券会社や銀行から金融商品として購入する事が出来ます。

国債は、安定した利益が得られる金融商品として投資家から重宝されていましたが、今回の国債マイナス金利のせいで不確実な金融商品となってしまったと感じます。
全ての国債が大幅にマイナス金利になった訳ではなく、10年利回りの国債よりも5年利回りの国債の方がマイナス幅が大きくなっています。


国債がマイナス金利になって何故、日経平均が下がるのか?


日経平均は日本経済の景気を計る指標とも言われています。今回の国債マイナス金利の影響で投資家たちが今後日本経済の景気が悪くなると考えた結果がダイレクトに反映された結果が、日経平均が3日間で2000円も下がってしまう事態に陥ったと考えるのが自然です。

今後の動向はどのように進展していくのか。私の様な投資初心者でも雲行きのあやしさだけは理解出来る程、良くない事態なのかもしれません。


平成28年2/13執筆


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