投資信託の2つの運用方法の違いを分かりやすく解説

投資信託の運用方法は大きく分けて2つあります。インデックス運用、アクティブ運用と呼ばれ、それぞれの運用方法に応じて選ぶ銘柄等が異なります。



インデックス運用とは?ローリスクローリターン


インデックス運用とは、国内や海外の株価指数、債券価格の指数等の市場指数(インデックスと言います)に連動した投資結果を得られるようにする運用方法の事です。
目標とする市場指数(ベンチマークと言います)を設定し、それに連動した運用がベストとされています。
インデックスの代表的なものはいくつかありますが、株初心者の私でも聞いた事があるものが多いです。


  • 国内株式「日経平均株価、TOPIX(東証株価指数)」
  • 海外株式「モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル指数(MSCI)
  • 国内債券「ボンド・パフォーマンス・インデックス(NOMURA BPI)」
  • 海外債券「シティグループ世界国際インデックス(WGBI)」


市場指数に基づき運用していくので、リスクが少ない分、大儲けも見込めない運用方法がインデックス運用です。長期的に投資信託するのならインデックス運用がベストです。投資初心者でも安心して運用出来ます。

日経平均株価とは、東証の上場企業、225の銘柄から計算された株価指数の事です。225の銘柄の企業は、資生堂や積水ハウス、ソニー、セブンアンドアイフォールディングス等、日本を代表する企業ばかりです。
TOPIXとは、東証にある全銘柄の平均株価の事です。相場全体の流れを読み取るのに使われます。
MSCI指数、モルガンスタンレーはニューヨークに本拠を構える世界的な金融会社で世界中の45銘柄についての株価指数の事です。
NOMURA BPIとは、日本の債券市場の値動きを示す指数です。
WGBIとは、世界の主要国の債券市場の動向を示した指数です。

アクティブ運用とは?ハイリスクハイリターン


アクティブ運用は、目標となる市場指数つまりベンチマークを上回るように資産を運用していく方法です。投資信託(ファンド)によってはベンチマークの設定なしで運用している所もあります。

アクティブ運用で投資する銘柄を選ぶ基準としてトップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチがあります。
トップダウンアプローチは、経済状況や景気に合わせて株式の銘柄や債券を選んでいきます。ボトムダウンアプローチは、個別の銘柄を調査し、上昇が期待出来る株式の銘柄や債券を選んでいきます。

インデックス運用かアクティブ運用かどちらにするかのまとめ


インデックス運用、アクティブ運用を選ぶと言うよりは投資信託を選んだ時点で、その投資信託の運用方法がどちらなのかが決まります。
投資信託を選ぶ時には、運用方法はとても大事な項目です。私のようにコツコツ派や投資初心者はインデックス運用をしている投資信託を選んで下さい。経済状況に合わせての運用なので安定した長期運用が期待出来ます。

一方のアクティブ運用をする投資信託を選ぶ場合は、ハイリターンを期待出来る反面、インデックス運用よりもリスクが高い事に注意をしなければいけません。


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