「1株買うのに一体いくらかかるのだろう」
ではないでしょうか。ネット証券が普及していなかった時代の証券会社なら口座管理手数料等、余計な費用もかかっていましたが、ネット証券では株を購入するのにかかる費用は取引手数料と手数料にかかる消費税だけです。
取引手数料は株購入時、株売却時、2回かかる
株を購入する時に取引手数料は当然かかりますが、株の儲けを確定させるために株を売却する時にも同じ手数料がかかります。
例えば、SBI証券のアクティブプランで10万円分の株を購入し、12万円で儲けを確定させた時の合計手数料は103円(税込)×2回で、206円かかってしまいます。
1口2口の少量の株で取り引きする時は、儲けも少なくなるので手数料のことを考えておかないと手数料のせいで赤字になる事もありますので注意して下さい。
追加で株を購入する時にも手数料はかかります
株を購入して儲かる株なので、追加で同じ株を購入しようとした時にも同じように取引手数料がかかってしまいます。初心者のうちは、なかなか1度に大口の株を購入する勇気は持てませんが、10株づつ10回購入して100株にするのなら、100株を1回で購入する方が手数料は安く抑えられます。
株購入時の見積価格の謎
1株100円の株を「成行」で注文した時、購入確認画面で見積価格が表示されます。
私たち株初心者の方なら、見積金額は100円だと思ってしまいますが実際に表示される見積金額はその株のストップ高(1日の間にその金額まで上がったらそれ以上は上がらない金額)が表示されます。
そのため、1株100円で買うはずの株の見積価格が150円と表示される場合もありえます。成行注文は、必ずしも注文をした時の株価が買えるとは限りません。出来るのなら指値注文で、自分の買いたい株価の金額を決めて購入するようにしましょう。
私も最初の頃は、1700円の株を10株成行で買おうとして、見積金額が21000円になり、てっきりその金額で株を購入しなければいけないものと思い、1株につき取引手数料の数百円がかかるのかと勘違いをしてしまいました。
購入株数 + 手数料 + 消費税(手数料にかかる消費税)
10株でも100株でもかかる手数料は同じです。SBI証券のアクティブプランの手数料なら103円(税込)から手数料がかかります。購入金額によって手数料は異なるので詳しくは、
株を取引する証券会社をどこにするのか?初心者は迷わずSBI証券でのページを参照してみて下さい。
SBI証券の株アプリ「HYPER株」の取引確定画面
私が株をはじめて購入しようとした時の画面です。取引プランがスタンダードプランになっている為、手数料は139円(税抜)となってしまっているため、この後アクティブプランに変更しました。プランを変更しても翌日にならないとプラン変更が確定しないため、前もってプランは決めておきましょう。
購入時の株価は1,790円だったのですが、見積金額はストップ高の2,119円となっていて、10株購入しようとしているので21,190円+手数料+消費税で21,340円で購入する計算です。
成行での注文の場合はストップ高で見積されますが、実際の購入は1,790円に近い株価で取引となります。
注文後買付可能金額は、SBI証券に残った口座の資金のことです。3万円の資金しか入れていなかったので、残高は8,660円と情けない程少額な資金となってしまいます。